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2008年 03月 26日
カフェの 込んだ手帳に記載した物 転載。
23日夜から風邪っぽかった娘。 24日朝、38.1度まで熱が上がったので、病院へ。食べているし、元気もあるのでさほど心配もしていなかった。 夫の所にいたので、主治医ではなく初めての医院へ。 夫が連れて行き、途中で急ぎ医院へ向かった私と交代。 「点滴しますと言われた」と点滴に向かう娘。ここでは熱っぽそうだけど元気だったのに! 点滴を待ち、(大丈夫とついていかなかった、悔しい。母として失敗だ!!!)出てきた娘の顔はまっ白!!点滴したのだから調子はよくなったはず…と信じていたと後で言った。 支払いをしようとしたら、待合いの後ろの方々から 「きゃあああ!うわああ~~~っ! と悲鳴が! 振り向いたら、娘が真っ直ぐそのまま倒れる姿が。 ドーーーーーーンンッガッツ~~~ン。 娘に飛びより様子を見ても、目が半眼でつり上がり、土気色。呼吸を確認(看護婦は動転して座っているだけ)呼吸がほとんど無い!身体を動かさないようにしながら 「○○!○○!」と呼びかけて、意識を起こした。何と欠かすかに顎が頷く。 「ゆっくり呼吸しなさい、大丈夫。」 医者はオロオロして何もしない。 「先生、この後どうしますかっっ!」 と聞く。毛布を使ってベッドへ6人で移動。頭は私が持つ。 「吐きたい…お腹が…」 蒼白の顔は続くし、意識が時々遠のく、今晩は葬式かも知れない…と腹を括りつつ、「大丈夫、ゆっくり息して、」 「呼吸が出来ない…吐けるのに、すえすえ…」 心臓モニターをパッと見ると、心拍数が40を割っている…脳へ酸素が充分行ってないな…(父親の看病を思い出していました) ブドウ糖だけ、次々点滴…先ほどした抗生物質を逃す手段らしい。下がった体温と点滴とで、 「手が冷たい…」 と、うめく娘の手を両手で出来るだけぴったりと、でも出来るだけ柔らかくしっかり挟んであたためながら、冷たく重い動悸を打つ自分の心臓の音を聞いている。 朝9時半から、昼2時。途中でトイレへへどうかと医師に誘われた。寝たままなら少ししゃべれて、唇の色も戻ってきた。 半身を起こしたら、また吐いた。それでも、トイレに行きたいという。足は全く動かない。車椅子を使い、看護婦二人と私でトイレへ連れて行く。 トイレの後、かなり体力が戻ってきて、自宅へ。 「お腹がすいた」 と言う。 少しおだしをきかせた 玉子粥 蜂蜜漬けに近い柔らかい梅干し(頂き物) 夜もっと食べられそうな様子なので、 白菜と人参と野菜薩摩揚げの薄味煮物 を、汁気たっぷりで作っておく。 子供が倒れるのは見たくない。 今もまだ、娘の倒れていく姿・真っ直ぐマネキン人形が倒れるのと同じ、「うぁぁぁああぉぉぉお・・・」という声、白目と黒目が混濁した眼が半眼になってつり上がった様子…。脳裏と耳朶から消えない。 夕べ、夫に何度も何度も、守ってやれなかった自分を吐き出した。自分が許せない…どうしても許せない。床に倒れつくまで後5㎝。下に入ってでも服を破れても掴んでやることが出来なかった。 「耳が聞こえない…」と言った娘がしっかり今の私の胸に居る。一ヶ月後、半年後、ある朝眼が見えないと言わないだろうか…。足が動かないと言わないだろうか。そういう言葉がままならない喋り方ではないだろうか。そういう日が来てしまったらどうしよう…。私は自分を許せない。
by k_hanamidori
| 2008-03-26 08:02
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